So-net無料ブログ作成
検索選択

週刊書評 ::: われ笑う、ゆえにわれあり [book]


われ笑う、ゆえにわれあり











土屋賢二『われ笑う、ゆえにわれあり』(文藝春秋)[bitway][amazon]

喫煙やめますか?それとも禁煙やめますか?
おそらく、このエッセイを読むためには、ある種の資質がないとダメなのだ。より正確に言えば、著者と笑いのツボが一致している、あるいは、読んでこの著者の笑いのツボに慣れることが要求されている。だから、抱腹絶倒どころか、相性が合わなければ、苛立ちのあまり、怒りすらこみあげてくるかもしれない。さらには、この本が、読者の読解力と、深遠なる哲学的お笑い(?)のセンスを問うための、厳しい試練の書なのかとすらも思えてくるかもしれない。
いや待て、こんなひねくれた文章は、全部ただのへ理屈だ、くどいレトリックで誤魔化すだけのつまらないトリックを弄した阿呆エッセイだ!そう感じて読むのを途中放棄する読者がいてもちっともおかしくないと思う。
事実、私もその寸前まで行きかけて、著者がどうやら大変な犬好きらしいので、思い止まった。たとえ、犬好きであると同時に女嫌いであったとしても、犬好きならば、なんとなく許せるから不思議。だって犬好きな人に悪い人はいない(はず)!
ところで、煙草のパッケージの一新が着々と進んでいる今日この頃です。実に、パッケージの3分の1が、厚生労働省指導下の警告文に占有されている、デザイン性もへったくれもない状態が、このまま定着していくらしい。この「煙草吸うな!」メッセージを見るたびに、喫煙者がげんなりして、禁煙に走る効果が期待されているのでしょうか。
ただでさえ喫煙者が肩身の狭い世の中になりつつあるのに!たばこ税が搾取できないとお国も困るくせに!
喫煙者の皆様、そんな政府の矛盾した謀略に負けじと、本書の第一章「今日からタバコをやめられる──でなくても禁煙をやめられる」を読みましょう。喫煙は悦楽、禁煙の苦痛もまた愉楽、どちらにせよタバコとはまさしく快楽。そんな考察が、極論に次ぐ極論を以てして、展開されております。
ここまで極端な思考なら、ちっとも笑えないと思いつつも、もはや無理矢理笑うしかない?!

http://books.bitway.ne.jp/shop/mt-detail_B/trid-main/ccid-0501/cont_id-B0420500206.html


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(2) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。